www.nihongo-appliedlinguistics.net
Open in
urlscan Pro
157.7.231.192
Public Scan
URL:
https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp/archives/9054
Submission: On August 09 via manual from JP — Scanned from JP
Submission: On August 09 via manual from JP — Scanned from JP
Form analysis
4 forms found in the DOMGET https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp
<form class="widgetSearch__flex" method="get" action="https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp" target="_top"> <input class="widgetSearch__input" type="text" maxlength="50" name="s" placeholder="キーワードを入力" value=""> <button
class="widgetSearch__submit icon-search" type="submit" value="search"></button></form>
GET https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp
<form class="widgetSearch__flex" method="get" action="https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp" target="_top"> <input class="widgetSearch__input" type="text" maxlength="50" name="s" placeholder="キーワードを入力" value=""> <button
class="widgetSearch__submit icon-search" type="submit" value="search"></button></form>
GET https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp
<form action="https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp" method="get"><label class="screen-reader-text" for="cat">カテゴリー検索</label><select name="cat" id="cat" class="postform">
<option value="-1">カテゴリーを選択</option>
<option class="level-0" value="6">SLA(第二言語習得)</option>
<option class="level-0" value="7">アイデンティティ・主観性</option>
<option class="level-0" value="12">コーパス言語学</option>
<option class="level-0" value="4">その他</option>
<option class="level-0" value="9">その他言語学</option>
<option class="level-0" value="2">ディスコース研究</option>
<option class="level-0" value="10">多言語主義・複言語主義等</option>
<option class="level-0" value="8">批判的応用言語学</option>
<option class="level-0" value="880">日本語学</option>
<option class="level-0" value="909">日本語教育</option>
<option class="level-0" value="864">日本語教育・日本語学</option>
<option class="level-0" value="877">日本語教育文法</option>
<option class="level-0" value="14">研究関連情報</option>
<option class="level-0" value="3">翻訳通訳学</option>
<option class="level-0" value="24">言語・心・社会</option>
<option class="level-0" value="5">言語学習・教育</option>
<option class="level-0" value="13">言語政策</option>
<option class="level-0" value="25">言語教育・習得</option>
<option class="level-0" value="11">認知言語学</option>
<option class="level-0" value="19">語用論</option>
</select></form>
GET https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp
<form class="widgetSearch__flex" method="get" action="https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp" target="_top"> <input class="widgetSearch__input" type="text" maxlength="50" name="s" placeholder="キーワードを入力" value=""> <button
class="widgetSearch__submit icon-search" type="submit" value="search"></button></form>
Text Content
* ホーム * About * 応用言語学とは? * 言語教育・習得 * 言語学習・教育 * SLA(第二言語習得) * 言語・心・社会 * ディスコース研究 * 翻訳通訳学 * 多言語主義・複言語主義等 * アイデンティティ・主観性 * 語用論 * 言語政策 * コーパス言語学 * 認知言語学 * 批判的応用言語学 * その他言語学 * 日本語教育・日本語学 * 日本語教育 * 日本語学 * 研究関連情報 CLOSE キーワード CLOSE * ホーム * About * 応用言語学とは? * 言語教育・習得 * 言語学習・教育 * SLA(第二言語習得) * 言語・心・社会 * ディスコース研究 * 翻訳通訳学 * 多言語主義・複言語主義等 * アイデンティティ・主観性 * 語用論 * 言語政策 * コーパス言語学 * 認知言語学 * 批判的応用言語学 * その他言語学 * 日本語教育・日本語学 * 日本語教育 * 日本語学 * 研究関連情報 * HOME * 日本語教育・日本語学 * 日本語学 * 日本語文法でよく出てくる「うなぎ文」とは何か? 日本語文法でよく出てくる「うなぎ文」とは何か? * 2022年6月19日 * 日本語学 * うなぎ文, 奥津敬一郎, 日本語学 * * * この記事では、日本語文法でよく出てくる「うなぎ文」について説明します。 まずうなぎ文とは何かを説明したあと、その解釈について説明します。 目次 * 1 うなぎ文とは? * 1.1 うなぎ文 * 1.2 ダ構文 * 1.3 うなぎ文 * 2 うなぎ文の解釈 * 2.1 述語代用説 * 2.2 分裂文説 * 3 もっと知りたい方は うなぎ文とは? うなぎ文 「うなぎ文」は、以下の本で奥津が提示した「僕はうなぎだ」という文のことで、日本語の「ダ構文」の解釈に大きな影響を与えました。 * 奥津 敬一郎 (1978)「ボクハウナギダ」の文法. くろしお出版 「ボクハウナギダ」の文法 * 奥津 敬一郎 * くろしお出版 * 価格¥3,300(2024/08/09 17:28時点) * 発売日1978/03/15 * 商品ランキング439,228位 とはいえ、「うなぎ文」については、奥津以前にも指摘はされていたようです。 ダ構文 うなぎ文に入る前に、ダ構文について説明します。 ダ構文というのは「AはBだ」という構文のことですが、以下のように使われることが多いです。 * 私は山田だ。 * 私は学生だ。 * 山田さんは天才だ。 この場合、「私=山田」「私=学生」「山田=天才」と「A=B」の関係が成り立ちます。 なお、日本語の「AはBだ」の「だ」はコピュラ(copula)と呼ばれることが多いです。 コピュラというのは、主語の名詞と述語の名詞を結びつけるものです。英語では代表的なコピュラはbe動詞です。 うなぎ文 では、本題の「僕はうなぎだ」というダ構文ですが、上記のダ構文と同様、「AはBだ」を「A=B」と考えると、 * 僕=うなぎ になります。 英語にすると「I am an eel」ですね。 もし「うなぎ」が擬人化されて出てくる絵本があって、その中で擬人化されたうなぎが「僕はうなぎだ」というなら、「僕=うなぎ」になるでしょう。 ただ、「僕はうなぎだ」の文は、必ずしも「僕=うなぎ」の意味で使われるわけではありません。 例えば、友人と料理屋にいって「君は、何にする?」と質問したとします。 その回答に、「うなぎにする」という代わりに、「僕はうなぎだ」ということもできるでしょう(奥津 1978) この場合の「僕はうなぎだ」は、「僕=うなぎ」の関係は成り立ちません。 つまり、日本語は「AはBだ」の構文で、A=Bの関係にならないものも多いのです。 他にも以下のような例があります。 * 私は105号室だ。(泊まっているホテルの部屋について聞かれたとき) * 「ノルウェーの森」は村上春樹だ。(本の作者について話しているとき) * 東京は初めてだ。(東京に初めて来たとき) ちなみに、奥津(2007)によると、うなぎ文は、万葉集にも出てきているようです。また、枕草子の「春はあけぼの」や「秋は夕暮。」という文もうなぎ文の例としてあげられています(奥津 2007)。 うなぎ文の解釈 うなぎ文の解釈については、生成文法、意味論、談話文法等、様々な観点からたくさんの説が提唱されています。 あまりに多すぎるので、ここでは述語代用説と分裂文説のみ紹介します。 述語代用説 例えば、奥津(1978)は述語代用説を挙げています。 つまり、「僕はうなぎを食べる」の代用として、「ダ」が使われるというものです。 「私は105号室だ」の場合は「私は105号室に泊まっている」 「『ノルウェーの森』は村上春樹だ。」の場合は「『ノルウェーの森』は村上春樹が書いた」 「東京は初めてだ」の場合は「東京は初めて来た」 というように述語が「ダ」によって代用されているという考え方です。 分裂文説 分裂文説(北原 1981など)もあります。(とはいえ、分裂文説の中にもいろいろあるようです) ちなみに、分裂文は、簡単にいうと「It is him who said this」といったような強調構文のことです。日本語だと、「~のは~だ」という文が分裂文といわれています。 分裂文説だと以下のように、分裂文の部分が省略されていると考えられます。 * ぼく(が食べるの)は うなぎだ。 他の文だと以下のような部分が省略されていると考えられるでしょう。 * 私(が泊まっているの)は105号室だ。 * 「ノルウェーの森」(を書いたの)は村上春樹だ。 * 東京(に来たの)は初めてだ。 もっと知りたい方は うなぎ文と、その解釈について簡単に説明しました。とはいえ、うなぎ文の解釈については今も議論されています。 もっと詳しく知りたい方には以下のような本もあります。 * 西山 佑司 (2003)日本語名詞句の意味論と語用論―指示的名詞句と非指示的名詞句. ひつじ書房 日本語名詞句の意味論と語用論: 指示的名詞句と非指示的名詞句 (日本語研究叢書 第 3期第2巻) * 西山 佑司 * ひつじ書房 * 価格¥5,170(2024/08/09 17:28時点) * 発売日2003/10/01 * 商品ランキング197,889位 * 今井邦彦・西山佑司 (2012) ことばの意味とはなんだろう意味論と語用論の役割. 岩波書店 ことばの意味とはなんだろう-意味論と語用論の役割 * 今井 邦彦,西山 佑司 * 岩波書店 * 価格¥5,950(2024/08/09 17:28時点) * 発売日2012/10/27 * 商品ランキング200,827位 関連記事 * 日本語学 * 2021年10月21日 述語の分類と、述語と述部の違いについて * 日本語学 * 2023年4月25日 テンス(時制)とは何か?言語による違い、絶対時制と相対時制について * 日本語学 * 2017年12月4日 池上(1981)「「する」と「なる」の言語学」の原書にやっと触れることができました。 * ディスコース研究 * 2018年8月14日 日本語のポライトネスの社会構築主義の見方に反対する論文を読みました。 * その他言語学 * 2020年11月8日 音素とは何か * 日本語学 * 2022年8月18日 日本語の母音融合とその例、母音融合が起こる理由について * ディスコース研究 * 2017年12月4日 メイナード(2007)の「マルチジャンル談話論」を読みました。 * 日本語学 * 2018年11月3日 中村桃子(2012)の女ことばと翻訳に関する短い論文を読みました。 * 日本語学 * 2020年7月4日 おいしさを伝える言葉「ふわとろ SIZZLE WORD」 * 日本語学 * 2024年3月24日 日本語の本動詞と補助動詞の違いについて * Prev 相補分布(COMPLEMENTARY DISTRIBUTION)とは何か * Next 異文化間コミュニケーションの視点からみた文化とことばについて(LIDDICOAT 2009) 検索 人気記事 1. * 2021年6月11日 ローマ字表記(ヘボン式・日本式・訓令式)の違いについて 2. * 2022年8月9日 日本語の連濁のルールについて 3. * 2021年1月29日 「~にしたがって」と「~に沿って」の違いについて 4. * 2023年2月15日 「状況」と「状態」の違いについて 5. * 2021年10月23日 日本語の変音現象(連濁・転音・音便・音韻添加・連声・半濁音化)について 最新記事 1. * 2024年5月19日 音韻論(PHONOLOGY)とは何か? 2. * 2024年2月13日 共鳴音と阻害音の違いについて 3. * 2023年9月18日 フォーカスとプロミネンスの違いについて 4. * 2023年9月17日 技能実習生と日本語教育:技能実習生はどう日本語を学んでいるのか? 5. * 2023年6月27日 登録日本語教員とは?創設の経緯と、登録日本語教員になるために必要なこと 日本語学の最新記事8件 * * 2024年2月13日 共鳴音と阻害音の違いについて * * 2024年3月24日 アクセントの平板化とは?平板化が起きる原因 * * 2023年6月1日 モダリティ(法性)とは何か?対事的モダリティと対人的モダリティの違い * * 2023年6月1日 アスペクト(相)とは何か?テンスとアスペクトの違い * * 2023年5月19日 開拗音と合拗音の違いについて:なぜ関西学院大学はKWANSEI GAKUINと表記するのか * * 2023年3月28日 「である体」の作り方・使い分けとその歴史について(です・ます体・だ体との違い) * * 2023年4月25日 テンス(時制)とは何か?言語による違い、絶対時制と相対時制について * * 2023年3月13日 明治時代の和製漢語:「SOCIETY」の訳語が「社会」に定着するまで カテゴリー検索 カテゴリー検索カテゴリーを選択SLA(第二言語習得)アイデンティティ・主観性コーパス言語学その他その他言語学ディスコース研究多言語主義・複言語主義等批判的応用言語学日本語学日本語教育日本語教育・日本語学日本語教育文法研究関連情報翻訳通訳学言語・心・社会言語学習・教育言語政策言語教育・習得認知言語学語用論 検索 アーカイブ アーカイブ月を選択 2024年5月 (1) 2023年11月 (1) 2023年9月 (2) 2023年6月 (4) 2023年5月 (2) 2023年4月 (3) 2023年3月 (7) 2023年2月 (15) 2023年1月 (4) 2022年10月 (1) 2022年9月 (3) 2022年8月 (6) 2022年7月 (2) 2022年6月 (5) 2022年5月 (2) 2022年4月 (1) 2022年2月 (2) 2022年1月 (7) 2021年12月 (7) 2021年11月 (16) 2021年10月 (13) 2021年9月 (1) 2021年8月 (4) 2021年7月 (3) 2021年6月 (4) 2021年5月 (8) 2021年4月 (6) 2021年3月 (13) 2021年2月 (8) 2021年1月 (17) 2020年12月 (6) 2020年11月 (11) 2020年10月 (5) 2020年9月 (9) 2020年8月 (11) 2020年7月 (26) 2020年6月 (1) 2020年5月 (4) 2020年4月 (3) 2020年3月 (18) 2020年2月 (6) 2020年1月 (8) 2019年12月 (7) 2019年11月 (1) 2019年10月 (2) 2019年9月 (1) 2019年8月 (4) 2019年7月 (14) 2019年6月 (6) 2019年5月 (1) 2019年4月 (6) 2019年3月 (7) 2019年2月 (4) 2019年1月 (10) 2018年12月 (2) 2018年11月 (7) 2018年8月 (13) 2018年6月 (5) 2018年5月 (2) 2018年3月 (3) 2018年2月 (20) 2018年1月 (6) 2017年12月 (19) 2017年9月 (3) 2017年8月 (14) 2017年7月 (2) 2017年6月 (7) 2017年5月 (30) 2017年4月 (28) 2017年3月 (8) 2017年2月 (8) 2017年1月 (6) 2016年12月 (3) 2016年11月 (3) 2016年10月 (11) 2016年9月 (7) 2016年8月 (9) 2016年7月 (3) 2016年6月 (3) 2016年5月 (7) 2016年4月 (2) 2016年3月 (5) 2016年2月 (9) 2016年1月 (7) 2015年12月 (4) 2015年11月 (6) 2015年10月 (7) 2015年9月 (20) 2015年8月 (10) 2015年7月 (31) 2015年6月 (30) 2015年5月 (31) 2015年4月 (30) 2015年3月 (31) 2015年2月 (28) 2015年1月 (31) 2014年12月 (31) 2014年11月 (30) 2014年10月 (6) © Copyright 2024 旅する応用言語学. * ホーム * シェア * * * * * メニュー * TOPへ