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takusamarのブログ 読者になる TAKUSAMARのブログ この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。 2024-07-01 【開催報告】スクラムフェス大阪2024 沖縄トラック 2024年6月21〜22日、スクラムフェス大阪2024が開催されました。 www.scrumosaka.org 昨年に続いて沖縄トラックを運営させていただきました。 DAY1 speakerdeck.com 横道稔さんのキーノート。「出世」という言葉に心がざわつきましたが、上司や役員に寄り添い彼らの成功を助けよう、ということだと理解しました。出世に縁のない私ですが、スクラムフェス仙台2023で登壇した時に話した「まじサーバントな開発者」にも若干通じるところはあるかもしれない、と思いながら聞いていました。 DAY2 ズームイン 沖縄トラックのズームインは、なんと美ら海水族館から。あらいさん・玉子寿司さん・yudecoさんが当日の朝に企画して実行してくれました。たぶんズームインで一番盛り上がったのではないでしょうか? セッション 沖縄トラックでは4名の方に登壇していただきました。 昨年同様、運営メンバーで聴きたいセッションを挙げて話し合ってドラフトに臨みました。組織やチームの文化といった抽象度の高いものから具体的な手法や事例の話と、できるだけプロポーザルの内容に注目して選ばせてもらいましたが、スピーカーの皆さまが何かしら沖縄との縁を感じる人たちになったのは沖縄という土地が持つパワーのおかげでしょうか。 ホラクラシーとアジャイルな組織づくりについて RYO TANAKA confengine.com ホラクラシーという言葉は聞いたことがあったけど、具体的にどういう組織体制なのか、どういう運営をしているのかという実際の話が聞けました。 ティール組織の段階とホラクラシーの関係やどこにどのような壁があるかなど、自分が所属している組織は今どこにいるのだろうか?ということを考えさせられるとても素晴らしいセッションでした。 この話の続きはこちらのイベントでも聞けます。興味のある方はぜひご参加ください! techplay.jp ぶっちゃけて話ができる場作り〜楽しくなかったFUN DONE LEARNと象、死んだ魚、嘔吐ジャーニー〜 TOMOHIRO NAKAJIMA speakerdeck.com ふりかえりで本音を話せるようにするにはどうすればいいかという、とても心に刺さる内容でした。叫ぶという身体的動作によって心のリミッターが外れて、感情や本音を引き出せるんじゃないかなと思いました。 アジャイル(コミュニティ)が宗教と似てると云われるのは何故なのか? ~子供がキリスト教系小学校に入学して感じた類似点と、その使われ方~ HIDEO FUJII speakerdeck.com 個人的に一番聞きたかったのがこのセッションです。宗学校教育や保護者の会をアジャイル・スクラムに例えるのは難しいですが、同じ価値観や理念を共有して、それを実現するためにどう協力していくかという点は共通するものがあると感じました。 見えないユーザの声はログに埋もれている!~ログから具体的なユーザの体験を数値化した事例紹介~ KAHO KOMINAMI speakerdeck.com はるばる沖縄まで来ていただき、現地から登壇していただきました。その熱量と行動力に尊敬と感謝です。 ユーザー体験の良し悪しという掴みどころがなさそうなものを定量データと定性データを組み合わせてどのように計測し改善していくかという内容でした。ログからユーザー体験を再現するという発想はとても興味深かったです。 現地会場について 参加者がゆっくりと語り合える場をつくりたいという思いがあり、Airbnbで名護の一軒家を借りました。 残念ながら私は直前に体調不良で現地参加できませんでしたが、現地に集まった人たちは濃密な時間を過ごしてとても良い体験ができたようです。 ただ、会場の性質上、不特定多数に参加を呼びかけることが難しく、結果として多くの人に参加してもらうことができませんでした。 成功か失敗かを一口に言うことはできませんが、メリット・デメリットの両方を経験する良い実験ができたと言えるでしょう。 所感 数年前からアジャイルゆいまーるというコミュニティを細々とやってきて、他人に頼るのが下手くそで自分がやらないと何も動かない状態になっていました。 ですが、スクラムフェス沖縄の開催やスクラムフェス大阪・沖縄トラックの運営を経て、一緒にやってくれる仲間が増えて、自分が体調不良でダウンしてもみんながいい感じに進めてくれるのがとても心強く感じました。 また、沖縄在住であまり県外のスクフェスには参加していないメンバーがDay1の各トラック紹介やDay2の全体ふりかえりで報告をしてくれました。そういう機会をつくれたことがとても嬉しいです。 また、スピーカーのHideさんから提案があり、沖縄トラック運営メンバーとスピーカーで開催前にオンライン顔合わせ会をやったのもすごく良かったです。「みんなで記者会見ワークショップ」形式でお互いの自己紹介をして、打ち解けた雰囲気で当日を迎えられました。Hideさんありがとうございました! スクラムフェス大阪の各地サテライト形式は今年まで。来年からは別のスタイルになるということです。 沖縄トラックは今回がひとまず最後になりますが、とてもいい形で実施できたので大満足です。 次はスクラムフェス沖縄2024で会いましょう! (12月13〜14日、会場はコザを予定しています。航空券・ホテルの手配はお早めに) takusamar 138日前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 2024-04-19 DEVOPSDAYS TOKYO 2024参加してきた 2024年4月16日〜17日のDevOpsDays Tokyo 2024に参加してきました。 www.devopsdaystokyo.org スポンサーセッション 今回はITプレナーズさんのスポンサー枠で登壇してきました。 以下、このセッションがどのようにできたかをメモしておきます。 打ち合わせ 2月にITプレナーズさんと打ち合わせ。セッション内容についての依頼が * わなげチョコを2つ繋げた仮面を用意するので、それをかけて欲しい * 来場者が楽しくDevOpsのカルチャーに関する知識&ヒントを得られる内容 * さりげない形でフェニックスプロジェクト無料体験会の案内を入れて欲しい というものだったので、その場の思いつきで * 仮面をつけてDevOpsのポーズ、フェニックスのポーズをやる * おともだちのお悩み相談に回答する というアイデアを出したら即採用。そのまま勢いでプロポーザルを書き上げました。 confengine.com プロトタイプ版 打ち合わせの後、たまたま手元にあったハイエイトチョコでプロトタイプ版を作成。輪ゴムよりもメガネに貼り付ける方が装着しやすい、という検証ができました。 (なお、実際にはハイエイトチョコよりもわなげチョコ2個は重みがあるので、メガネ+輪ゴムが必要でした) スライドの作成 大体の流れは打ち合わせ時に決まったので、DevOpsの導入時に寄せられる悩みをピックアップして、どのようにすればDevOpsの組織文化を伝えられるかを考えました。 生成AIに質問してみると教科書的な回答を得られますが、それではどうも腑に落ちない。そのモヤモヤを1ヶ月くらい発酵させて、最終的に辿り着いたのがスライドの中にも引用したサピエンス全史とAgile Impressionsでした。 amzn.asia leanpub.com 本の内容を丁寧に説明したかったのですが、持ち時間が20分しかないので詳細は諦めて雑な引用だけになってしまいました。説明不足の点は深くお詫びします。気になる人はぜひ書籍を読んでいただけたら嬉しいです。 また、DevOpsDays Tokyoは日本開催ですが海外からの参加者も多いので、何の話をしているか少しでも伝わるようスライドに英語の説明も入れました。翻訳作業は生成AIに英訳してもらい、言い回しを自分で修正して、また生成AIに添削してもらう、という流れで行いました。 speakerdeck.com 衣装の準備 本番1週間前、仮面をつけるという点は決定していましたが、それ以外は何も考えていませんでした。この仮面だけでは明らかに違和感があるので、もっとDevOps大仮面というヒーローっぽい雰囲気が必要だと考えました。 その時に描いたイメージがこちらです。 ITプレナーズの方にこの絵を見せたところ非常に好い反応だったので、それっぽい衣装を調達して本番に備えました。 www.amazon.co.jp 本番 両手を自由にしておきたかったので、ピンマイクまたはマイクスタンドがあるかを確認したところ、用意するのは難しいとのことでした。 ですが、現地会場はそんなに広くないので地声で十分届く&オンラインはZoom配信なので、自分のPCからワイヤレスマイクでZoomに入れば音声が伝えられるので、それで行くことにしました。 配信関係はいつもの品川アジャイルの皆様なので、この辺りはとても安心です。いつもありがとうございます! あとはとにかく参加者のみんなに楽しんでもらうことだけを意識して、20分間好きなようにやらせてもらいました。 > いわむーさんのDevOps大仮面 > > 人間社会は生贄を必要とする#devopsdays pic.twitter.com/PPp9LYZslR > > — Junya Miyake (@jnymyk) 2024年4月16日 また、スライドに英語の説明を入れたおかげで、登壇後に海外ゲストからも話しかけてもらえました。ひと手間かけてよかったです。 学び 衣装セットの白い手袋をつけているとタッチパッドが反応しない、ということを本番直前に気づきました。ギリギリで指先に穴を開けてなんとかなりました。 DEVOPSDAYS HISTORY AND MY DEVOPS STORY Patric Deboisさん、川口恭伸さんのキーノート、とても良い話でした(語彙力) 自分自身のDevOpsをふりかえって、開発も運用も経験して来たけどはたして両者を一体化できていたかというと自信はない。もっとできることがあったと思います。 まずは今の現場でチーム間の壁を越える動きをしていきたいです。 キーノートスピーカーのPatrikさんと。DevOpsポーズを一緒にやってもらいました♾️ takusamar 211日前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 2024-01-13 RSGT2024ボランティアスタッフふりかえり RSGT2024にボランティアスタッフとして参加してきました。過去のブログを見返したら今回で3回目でした。 takusamar.hatenablog.com takusamar.hatenablog.com 1回目は2階の受付、2回目は1階の受付、そして今回はまた2階の受付。3回目にもなると会場全体の様子や各スタッフの動きがだいたい把握できて、落ち着いて任務遂行できました。スプリントを繰り返して仕事の質が向上することを実感しています。 ちなみに歩数の実績は以下の通り。前回よりもさらに下がって大体6〜7,000歩台でした。無駄に動き回ることがなくなっています。(なお金曜はRSGT2024終了後に別件で移動した約4,000歩がグラフに含まれてます) 3日間たくさんのセッションがありましたが、部屋付き担当も含めて以下のセッションに参加しました。 DAY1 【あなたにとって】全員正解クイズ〜相手の価値観を引き出す方法〜【スクラムとは?】 confengine.com セッションの途中、隣の人同士で「あなたにとってスクラムとは?」と質問をして「正解!」と言うミニワークがとても面白かったです。考えを否定しない・されない、ということを保証すると心理的安全性が高まりますね。 ブッダに学ぶ、いのちだいじにアジャイル推進するためのマインド confengine.com タイトルに「ブッダ」とありますが、宗教の話ではなく認識論的な内容でとても興味深かったです。セッション後に数名で会話が盛り上がり、仏教や禅、ヨガなどをテーマに話し合う勉強会を立ち上げることになりました。 LEARNING FROM MISTAKES confengine.com 英日通訳つきのセッションでしたが、オンライン配信機材のセッティングでバタついていて、内容を集中して聴くことができませんでした。後でゆっくり録画視聴しようと思います。 ライブで見ていて気づいたのは、海外からの登壇者はとてもアクティブに動き回ること。日本人は演台から動かずにパソコン画面を見ながら話す人が多いですが、Zuziは会場のひとりひとりに対して視線を送り語りかけている印象でした。 スタッフ的には撮影用のiPadの向きを調整するのが大変でした。来年はもうちょっと上手くやりたい。 RSGT+スクラムフェス タウンホールミーティング confengine.com RSGT・スクラムフェスの会計状況、各スクラムフェスへの補助をどうするか、脱予算経営などお金の使い方に関する話し合いとなりました。参加者が自由に聴講できるオープンな場でこのような議論ができる透明性が素晴らしいです。 DAY2 J.K、KAGに来たってよ〜社長がポケG⚪︎LV50のとある会社のお話〜 confengine.com 社長と社員の対談形式で、フラットな社風やエンジニアファーストな雰囲気が伝わってきました。RSGTはビジネスというよりコミュニティ要素が強めなイベントですが、スポンサーとして支援もしていただき、また自ら登壇していただける熱量がとても嬉しいです。 そうさ、探索適応型のチーム・組織を目指そう! confengine.com 目の前の改善を重ねているうちにいつか大きな断崖に直面してしまう、という話に「うっ」となりました。今できることをもっと上手にやれるようにするのは大事だけど、それだけじゃいつか詰んでしまう。「当たり前品質」に安住せず「魅力的品質」を求めて挑戦したいと感じました。 できるだけ大きなアウトカムが得られるように、シフトレフトとシフトライトの両面から製品開発に取り組んだお話 confengine.com DevOpsのライフサイクルでは独立したテストフェーズを設けるのではなく、全てのフェーズでテストをすることが大事。シフトレフトは計画段階で受入条件を明確にすること。シフトライトは実際に使われている現場を観察して潜在的なニーズや課題を見つけること。 普段の業務でやっているつもりでも、なぜそれをやっているかをあまり考えていませんでしたが、言葉やスライドにしてもらい、それを吸収することで理解が深まりました。 DAY3 QUALITY AND ATTRACTIVE QUALITY CREATION LEARNING FROM THE KANO MODEL - KANO MODELと魅力品質理論 confengine.com 狩野モデルの講演を生で聴くことができて、本当に素晴らしい体験でした。参加者との質疑応答を含めて最高のコンテンツになっていたのがRSGTならではだと思います。 まとめ 今年は禁酒すると決めていたので、懇親会ではソフトドリンクに徹しました。それでも問題なく楽しめたので、おそらく今後はお酒を飲まなくても生きていける気がします。 英語はちょっとくらいなら話せるつもりでしたが、普段全然使わないのにいきなり英語で話そうとしたら耳が慣れてなかったり、言葉が出てこなかったり、全然うまく話せませんでした。来年に向けて、定期的に英語で会話をする時間をつくろうと思います。 また来年も皆様とお会いできますように。 #RSGT2024 #RSGT takusamar 308日前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 2024-01-08 スクラムフェス沖縄2023ふりかえり 12/8(金)・9(土)、スクラムフェス沖縄 | Scrum Fest Okinawa 2023を開催しました! (報告ブログを書くのをすっかり忘れてました…) 開催当日の様子 Togetterにまとめましたのでご覧ください。 togetter.com 参加者ブログの紹介 皆さんがブログを書いてくださいました。ありがとうございます! note.com note.com note.com note.com www.creationline.com www.yamaneco.co.jp note.com kkznch.hatenablog.com www.itpreneurs.co.jp note.com 私の観測範囲で見かけたブログを掲載させていただきましたが、見落としがあるかもしれません。これ以外にもありましたらお知らせください。 ゴールは達成できたのか 第1回スクラムフェス沖縄のゴールについて考えていること - takusamarのブログ こちらの記事に書いたスクラムフェス沖縄のゴールについて。 「多様な背景を持つ人たちが集まり、交流を深めて学びや気づきを得る」 このゴールは、県内・県外のさまざまな参加者がスクラムフェス沖縄の体験をアウトプットしてくれたという点から見ても、十分に達成できたと言えるのではないでしょうか。 会場変更について コザを会場にしたことがどう影響するか心配でしたが、実際にやってみた感想は以下の通りです。 良かった点 * 会場を提供してくれたLagoon Koza・コザスタートアップ商店街とのコミュニケーションが上手く取れていた。当日困ったことがあってもすぐに助けていただきました。ありがとうございます! * Lagoon Koza内のカフェ「瑠庵」のコーヒーが好評だった。 * 懇親会・ランチでクオリティの高い食事が提供できた(コザ麦酒工房、ブエノチキン、TESIO、ソムチャイ、上間沖縄天ぷら店) 悪かった点 * ホテルや交通手段の案内が不足していた。 * 初コザの人にとって、週末夜のコザの雰囲気はインパクトが強すぎたかも。不安を感じないように情報提供がもっと必要 とはいえ、今回で学習したと思いますので次はもう大丈夫でしょう。 反省点&次回に向けて 実行委員会のふりかえりで高江洲さんから「もっと楽をしていい」という意見が出て、たしかにその通りだと思いました。 実行委員としては「来た人に楽しんで欲しい、おもてなししたい」という気持ちが自然と強くなるものですが、頑張りすぎてしまうと安定して継続するのが難しくなります。 また、自分がいろいろな実作業をやっていた部分が多かったので、もっと他人任せにすることが次の課題です。 というわけで次回は「日本一、実行委員が働かないスクラムフェス」を目指します!開催時期は今回と同じく12月第2週の金・土で考えていますので、皆さん予定を空けておいてください。 #アジャイル #スクラム #沖縄 takusamar 312日前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 2023-12-13 我々は何と戦っているのか この記事は、"スクラムマスター Advent Calendar 2023"の13日目の記事です。 adventar.org 水7読書会 3〜4週ごとの水曜朝7時にオンラインで集まる読書会に参加しています。2021年から活動を始めて、もうすぐ3年になります。 最初に読んでいたのは、ワインバーグの「What Did You Say? The Art of Giving and Receiving Feedback」でした。 leanpub.com こちらの読書会の様子はスクラムフェス仙台2022で発表しました。(参考までにスライドを貼っておきます) speakerdeck.com 「フィードバック」を読み終えた後も読書会は活動を続けていて、現在は同じくワインバーグの「Agile Impressions」を読んでいます。 leanpub.com 2022年の10月から読み始めて1年強が経過し、そろそろ終盤に差し掛かってきました。ちょうど先週読んだ箇所がとても印象的だったので紹介したいと思います。 ウォーターフォールはアジャイルの対極なのか? > IS WATERFALL THE OPPOSITE OF AGILE? > > One of the most common ways would-be Agilists behave unreasonably is by > pummeling the Waterfall approach. ウォーターフォールと比較しながらアジャイルを説明しているのを見聞きするとモヤモヤします。と言いつつ、自分自身もそういう話をしている時があって「なんか違うんじゃない?」といつも感じていました。 その疑問を解くヒントがこの章に書かれているように思ったので、以下に私の解釈を書き留めておきます。 私の解釈 ウォーターフォールでもアジャイルでも、多くのマネージャーはプロジェクトで発生する変化をコントロールしようとする。ルールを作ることで変化をコントロールしようとするが、しかし変化は止められない。ルールにルールを重ねた結果、「ウォーターフォール」と呼ばれるが実際には全く異なる正体不明のアプローチが生まれる。 これが、アジャイルの真の敵である。(つまり敵はウォーターフォールではなく、この正体不明のアプローチである) この状況にあるチームの雰囲気をワインバーグは以下のような形容詞で表している。 > Because the mood of my clients is mournful, gloomy, sad, unhappy, doleful, > glum, melancholy, woeful, miserable, woebegone, forlorn, somber, solemn, > serious, sorrowful, morose, dour, cheerless, joyless, dismal; funereal, > sepulchral. なんとも悲哀に満ちた単語ばかりである。 これをワインバーグは一言で「Lugubrious approach(陰惨なアプローチ)」と呼び、名詞化して「Lugubriousity」と名付けた。(Lugubriousityはおそらくワインバーグの造語で、英語の辞書には見当たらない) 我々はこの陰惨さと戦うためにアジャイルを選ぶのだ。 過去の経験をふりかえり 5年前、私がはじめてチームにスクラムを導入しようとしたときは「スクラムとはこういうものだ」とルールやプロセスをチームに強制していました。 takusamar.hatenablog.com 結局それは上手くいかず、チームメンバーと話し合い、さまざまな試行錯誤の結果、自分たちが一番やりやすい方法としてのカンバンに着地しました。 takusamar.hatenablog.com このときの最初の失敗とその後の立て直しは、まさにワインバーグが本の中で書いている通りです。ルールやプロセスで支配しようとすると"Lugubriousity"になってしまう。そうならないためにはアジャイルの本質を理解し実践すること。 「陰惨さ」と戦うためのアジャイル スクラムマスターはルールやプロセスで支配してはならない。 ルールやプロセスを守る・守らせるのが目的ではなく、チームが"Lugubrious"にならないようにあらゆる手を尽すのがスクラムマスターなのだ。 #Scrum #agile #スクラム #アジャイル takusamar 338日前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 2023-12-03 第1回スクラムフェス沖縄のゴールについて考えていること この記事は "Regional Scrum Gathering Tokyo & Scrum Fest Advent Calendar 2023" の3日目の記事です。 adventar.org 来る12/8(金)・9(土)、スクラムフェス沖縄 | Scrum Fest Okinawa 2023を開催します。 昨年は第0回というある意味練習のような感じでしたので、今回を第1回としています。 (昨年の様子はこちら) takusamar.hatenablog.com 開催直前のこのタイミングで、今回のスクラムフェス沖縄で達成したいゴールについて改めて言葉にしておきたいと思います。 第0回(2022)と第1回(2023)の違い 第0回は「とりあえず沖縄でワイワイしたい!」という熱い思いだけで開催しました。きっかけになったのはスクラムフェス新潟2022での品川アジャイルでのトークです。 スクフェス新潟ライブ‼ - YouTube その後スクラムフェス仙台の後の雑談でも沖縄開催の話で盛り上がり、いろんな人に背中を押してもらい、ほぼ勢いだけで沖縄開催を決めてしまいました。この時はとにかく開催することがゴールになっていたと思います。 * まずは開催実績をつくる * 実際にやってみて、次にやることを考える というのがとてもアジャイルで良かったです。 第1回は前回の実績を踏まえて、変えることと変えないことを決めました。(実行委員にちゃんと共有できてなかったかも。すみません…) 第0回から変わらぬ思い * 沖縄に住んでいる人に多く参加してもらう * 県外から来る人に沖縄ならではの雰囲気を楽しんでもらう * 初参加の人がスムーズに溶け込める場をつくる * やれる範囲で無理なくやる * 実行委員が一番楽しむ 変えたこと、新しくやったこと * スポンサーを募集する * 参加費を有料にする * 会場を変更する * キャラクターを制作する 変えなかったこと * 開催日を12月の第2週にする。 * 現地開催のみ。オンライン配信はしない。 * プロボーザル募集はしない。 * 現地ワークショップとOSTの構成にする。 やりたかったけど諦めたこと * ノベルティ制作(ステッカー以外の高額なものやオリジナルストラップは断念) 会場変更について 会場はあまりコロコロ変えない方が良いという話が第0回で出ていました。 (その時の会話がこちらのポッドキャストで聞けます) open.spotify.com 参加者の土地勘、場所慣れという点では同じ会場で続けるのが良いというのは完全に同意だしGwave Spaceに不満もありませんでしたが、会場を変更したのはいくつか理由があります。 * コザスタートアップ商店街には様々なコミュニティがあり、エンジニア、デザイナー、起業家、投資家などが集まっている。そういう場でアジャイル・スクラムのイベントを開催することに価値がありそう。 * ギークハウス沖縄で何回かアジャイルゆいまーるの勉強会を開催していて、会場関係者との繋がりや協力体制ができている。 * 那覇や西海岸リゾートとは異なる、沖縄の歴史と文化の多様性を感じてもらいたい。 スクラムフェス沖縄の参加者、特に県外の参加者には交通手段やホテル等で多少の不便さが生じてしまうけれど、それ以上の価値ある体験ができると信じています。 (ここは私の仮説による実験なので、実際にやってみた結果のフィードバックをいただきたいところです) スクラムフェス沖縄2023のゴール というわけで、今回のゴールは 「多様な背景を持つ人たちが集まり、交流を深めて学びや気づきを得る」 です。 その舞台としてコザの街を選びました。難しいことは置いといて、とりあえずタコスでも食べに行きましょう。 > コザの街はミックス文化、だからタコスを食べに行こう > > by ヤラヤッシー takusamar 349日前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 2023-08-27 スクラムフェス仙台2023参加してきた 2023年8月25日〜26日のスクラムフェス仙台2023に現地参加してきました。 www.scrumfestsendai.org 朝ヨガ スクラムフェス新潟2022・2023に続いて、スクラムフェス仙台2023で3回目の朝ヨガ。 「スクラムフェスっていつも朝ヨガをやるんですね〜」と言われたりもしますが、すみません。そんなことはないです。たまたま私が現地参加する時にその地域の実行委員長の好意で場所を使わせていただいているだけ。 スタッフや参加者と一緒に身体を動かして1日を元気に楽しく過ごすお手伝いができているのが嬉しくてやってます。(DiscordやMiroに「ヨガ気持ちよかった」という書き込みを見つけてニヤニヤしてます) 現地登壇 スクラムフェスでオンラインの登壇は経験ありましたが、現地登壇するのは初めてでした。 緊張というよりはワクワクが優っていましたが、20分セッションなのに話したいことを詰め込みすぎてかなり早口になってしまったかも。聞きづらかったらすみません。 質問もしていただいたのですが、内容を勘違いしてズレた回答をしてしまった気がする。いろんなフィードバックをもらえたので動画を見返して確認したいです。 speakerdeck.com ギャザリング スクラムフェスの一番の目的はギャザリングです。 今回の個人的なテーマは「まだ話したことのない人と話す」でした。スクラムフェス参加歴が増えると知り合いも多くなり、つい顔見知りの人と一緒にいるのが楽になりがち。コンフォートゾーンを一歩踏み越えてラーニングゾーンに身を置いてみる。 キーノートのこの図がまさにそれ。新さんにはいつも背中を押してもらっています。 Day1のネットワーキング、Day2のOST、終了後の飲み会。多くの人と話す機会がありましたが、なるべくはじめましての人と交流するようにしていました。とても新鮮で楽しかったです。仙台まで遠征した甲斐がありました。 とても素敵なギャザリングの時間を満喫しました。スクラムフェス仙台実行委員の皆様、ありがとうございました! takusamar 1年前 読者になる 広告を非表示にする * もっと読む コメントを書く 次のページ プロフィール takusamar 読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる 13 このブログについて 検索 リンク * はてなブログ * ブログをはじめる * 週刊はてなブログ * はてなブログPro 最新記事 * 【開催報告】スクラムフェス大阪2024 沖縄トラック * DevOpsDays Tokyo 2024参加してきた * RSGT2024ボランティアスタッフふりかえり * スクラムフェス沖縄2023ふりかえり * 我々は何と戦っているのか 月別アーカイブ * ▼ ▶ 2024 (4) * 2024 / 7 (1) * 2024 / 4 (1) * 2024 / 1 (2) * ▼ ▶ 2023 (9) * 2023 / 12 (2) * 2023 / 8 (1) * 2023 / 7 (1) * 2023 / 6 (2) * 2023 / 5 (1) * 2023 / 2 (1) * 2023 / 1 (1) * ▼ ▶ 2022 (6) * 2022 / 12 (2) * 2022 / 11 (1) * 2022 / 4 (1) * 2022 / 3 (2) * ▼ ▶ 2021 (4) * 2021 / 12 (1) * 2021 / 5 (1) * 2021 / 2 (1) * 2021 / 1 (1) * ▼ ▶ 2020 (3) * 2020 / 12 (1) * 2020 / 1 (2) * ▼ ▶ 2019 (9) * 2019 / 12 (1) * 2019 / 9 (1) * 2019 / 7 (2) * 2019 / 6 (2) * 2019 / 4 (1) * 2019 / 2 (1) * 2019 / 1 (1) * ▼ ▶ 2018 (2) * 2018 / 12 (1) * 2018 / 9 (1) * ▼ ▶ 2017 (1) * 2017 / 4 (1) * ▼ ▶ 2016 (2) * 2016 / 7 (1) * 2016 / 6 (1) takusamarのブログ Powered by Hatena Blog | ブログを報告する 引用をストックしました ストック一覧を見る 閉じる 引用するにはまずログインしてください ログイン 閉じる 引用をストックできませんでした。再度お試しください 閉じる 限定公開記事のため引用できません。 読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる 13