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菊本英紀 / Hideki Kikumoto



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菊本英紀 / HIDEKI KIKUMOTO


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Hideki Kikumoto



東京大学生産技術研究所　人間・社会系部門　准教授（複雑系環境制御工学） （大学院担当：工学系研究科 建築学専攻）

博士（工学），気象予報士

専門：都市・建築環境

研究：空気・熱環境，環境流体工学，建築物理，気候適応，逆問題など




NEWS



菊本研究室の紹介動画を公開しました @Last Saturday

菊本研究室の紹介 / Introduction of Kikumoto Lab. - 2024.04
菊本研究室（東京大学生産技術研究所）の研究と活動内容を紹介します。 Research and activities of Kikumoto Laboratory
(Institute of Industrial Science, The University of Tokyo) are introduced.
Reference web pages: Lab HP: http://venus.iis.u-tokyo.ac.jp/ Personal HP:
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/~kkmt/ researchmap: https://researchmap.jp/kikumoto
ResearchGate: https://www.researchgate.net/profile/Hideki-Kikumoto
https://youtu.be/cP2Y9cJfAds


このHPを公開しました @Last Saturday


過去のNews




学生のみなさまへ



菊本研究室で学ぶには東京大学大学院工学系研究科建築学専攻に入学する必要があります。詳細は、同専攻の入学情報をご確認ください。

菊本研究室の紹介資料はこちらからご覧ください。

202404_菊本研究室紹介.pdf
3409.7KB

菊本研修了生の研究テーマ・就職先

研究室見学を希望される方は、菊本までお気軽にお問い合わせください。




研究テーマ・プロジェクト




『環境センシングとデザインを拡張する』


安全で快適，スマートな都市・建築空間の創造には，現在および未来の環境把握や予測と，それに基づく設計・制御が必要不可欠です。

最先端のコンピューティングとデジタル技術を活用して，環境センシングと環境デザインの可能性を拡げる研究を行っています。

主に空気・熱環境を対象に，高度なモニタリングやシミュレーションに基づく環境センシング技術の開発と，それらの環境デザインへの応用を行っています。



主な研究テーマ


革新的な環境センシング

最先端のコンピューティングとデジタル技術を用いて，安全で快適かつスマートな都市・建築空間創造のための環境センシングの可能性を拡大するための研究を行っています。

物理シミュレーション，センサー計測データ，統計・機械学習モデルなどを統合し，環境センシングの解像度，精度，迅速性などを飛躍的に向上させる技術を開発しています。

未来志向の都市環境センシング

都市の持続可能性と生活品質向上のために，現在および未来の環境変化を正確に把握し，効果的な都市・建築計画と災害予防策の策定などに寄与することを目的とした研究を行っています。

先進のコンピューティング技術と大規模データ分析を組み合わせ，環境のリアルタイムでのモニタリングと長期的なトレンド分析を実現するための技術を開発しています。

スマートな建築環境制御

省エネルギーと居住者の快適性・健康向上を両立するよう環境デザイン・制御の可能性を拡大するための研究を行っています。

先進のデジタル・造形技術を活用した高機能な建物外皮を開発しています。

最先端のシミュレーション・モニタリング技術を活用し，空気質制御デバイスの効果予測や最適利用支援を行うための技術を開発しています。



研究助成を受けた主な研究プロジェクト


Urban Air Mobilityの安全利用に向けた屋上風環境の実験的評価, 公益財団法人大林財団2023年度研究助成, 2024

都市大気乱流拡散場におけるフットプリント解析の高度化と応用, 科学研究費補助金 基盤研究(B), 2023-2025

Fluid Diode Window による自然換気の促進と制御 ―風向選択性を持つ地球環境時代のガラリ―, 公益財団法人窓研究所研究助成, 2022-2023

スパースなセンサーネットワークに基づく都市風況推定手法の開発, 科学研究費補助金 基盤研究(B), 2020-2022

ベイズ統計による環境汚染物質の確率的濃度解析手法の開発, 科学研究費補助金 若手研究(A), 2017-2019

都市空間の微気象予測と分散センシングを融合した大気環境解析システムの開発, 科学研究費補助金 若手研究(A), 2014-2016



企業等と実施した主な共同・受託研究テーマ


新型コロナ対策・室内気流シミュレーション

空調設備設計のためのCFD計算時のパラメータ設計　　　　　　など

共同・受託研究のご相談は、菊本までお気軽にお問い合わせください。




論文（最近の主なもの）




EFFECTS OF SENSOR CONFIGURATION OPTIMIZATION ON AIRFLOW ESTIMATION IN URBAN
ENVIRONMENT: A CASE STUDY WITH A BUILDING GROUP MODEL


Hongyuan Jia, Chaoyi Hu, Hideki Kikumoto Sustainable Cities and Society, 98,
104840, 2023.11 doi: 10.1016/j.scs.2023.104840

都市モデルでの瞬時気流分布の推定のために、QR分解を基に最適なセンサー配置を設計しました。最適な配置と均一な配置を評価し、最適な配置の方が優れた性能を持つことを明らかにしました。また、使用した高度な推定手法は異なるセンサー配置に対しても頑健であることを確認しました。

Effects of sensor configuration optimization on airflow estimation in urban
environment: A case study with a building group model
The complicated flow field in an urban area can be properly estimated using
sparse sensor measurements and several estimation methods. Because sensor …
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2210670723004511?via=ihub



ESTIMATION OF INSTANTANEOUS AIRFLOW DISTRIBUTION IN CUBIC BUILDING GROUP MODEL
USING MULTI-TIME-DELAY LSE-POD


Chaoyi Hu, Hongyuan Jia, Hideki Kikumoto Building and Environment, 243, 110642,
2023.9 doi: 10.1016/j.buildenv.2023.110642

都市モデルにおける瞬時気流分布推定のために、多時間遅延LSE-PODという手法を適用しました。適切な時間遅延の設定に基づいて、気流分布の推定を行いました。提案手法は、従来の手法と比べて空間平均誤差を低減し、建物の後流などの代表的な位置での推定精度も向上させることが明らかになりました。

Estimation of instantaneous airflow distribution in cubic building group model
using multi-time-delay LSE-POD
The airflow in a city has strong turbulence characteristics, and strong winds
may have a significant influence on pedestrians; hence the rapid calcula…
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0360132323006698?via=ihub



CFDを用いた空気清浄機吹出・吸込気流の空気齢・余命の解析


菊本英紀, 陳然 生産研究, 75巻1号, 45-52, 2023.2 doi: 10.11188/seisankenkyu.75.45

室内の気流特性を考慮して、空気清浄機の効果を評価するために、数値流体解析（CFD）を使用する新しい解析手法を提案しました。この手法を使って、可搬型の空気清浄機が設置された室内空間を分析しました。その結果、空気清浄機の気流が効果的に汚染物質を除去する時間や清浄な空気を供給する時間を定量的に評価可能であることを示しました。

CFD を用いた空気清浄機吹出・吸込気流の空気齢・余命の解析
室内空間の気流特性を考慮し空気清浄機の効果を評価するため，CFD
を用いた空気清浄機吹出気流の空気齢および吸込気流の空気余命に関する解析手法を提案した．また本手法を用いて，可搬型の空気清浄機が設置された室内空間を対象とした解析を実施した．その結果，換気と分離して空気清浄機のみの空気齢や空気余命の空間
…
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seisankenkyu/75/1/75_45/_article/-char/ja/



随伴濃度を用いた空気清浄機の室内拡散場への影響と最適配置に関する考察


菊本英紀, 大岡龍三 日本建築学会環境系論文集, 第87巻第801号, 759-765, 2022.11 doi: 10.3130/aije.87.759

室内空間での不均一な汚染物質の分布と、確率的な汚染源と受容体の位置に基づいて、空気清浄機の存在下で受容体が観測する予想汚染物質濃度を定式化しました。この定式化には、随伴濃度と清浄機を通過する汚染物質の確率に関連するパラメータを使用しました。さらに、空気清浄機の濃度低減効果の構造と最適な配置についても議論しました。

随伴濃度を用いた空気清浄機の室内拡散場への影響と最適配置に関する考察
Based on the assumption of a non-uniform pollutant concentration distribution
and stochastic determination of pollutant sources and receptors in indoo …
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aije/87/801/87_759/_article/-char/ja/




その他の研究発表


学術論文 / Journal papers

学会発表・紀要 / Conferences & Proceedings

関連サイト（ResearchGate / Google Scholar）もご参照ください。




著書



日本建築学会（執筆者・編集幹事の一人として）, 「都市の風環境予測のためのCFDガイドブック」, 日本建築学会, 2020.1

学会書籍販売のページ

データベースなど関連情報のページ

菊本英紀, 大岡龍三, 「熱中症 ～日本を襲う熱波の恐怖～ 改訂第2版 第3章：熱中症の予防と対策：最新事情 ヒートアイランド対策」, pp. 141-146,
へるす出版, 2017.5




経歴



神奈川県生まれ

2004.3 三重県立津高等学校　卒業 2008.3 東京大学 工学部 建築学科　卒業 2010.3 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 修士課程　修了
2013.3 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 博士課程　修了

2013.4 - 2017.3 東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門　助教 2017.4 - 2020.3 東京大学 生産技術研究所
人間・社会系部門　講師 2020.4 - 現在 東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門　准教授

2011.4 - 2013.3 日本学術振興会　特別研究員DC 2013.4 - 2014.3 駒沢女子大学 人文学部　非常勤講師 2014.4 -
2017.3 東京都市大学 工学部　非常勤講師 2014.4 - 2022.9 東京電機大学 未来科学部　非常勤講師

2022.10 - 2023.9　Eindhoven University of Technology（オランダ）　訪問研究員

詳細は関連サイト（researchmap）もご参照ください。




教育歴




主な担当講義（過去のもの含む）


「建築空気・温熱環境学」, 「建築の機械・電気設備」（東京大学大学院 工学系研究科）

「環境・設備演習」（東京大学 工学部）

「建築設備工学（空気環境工学）」（東京電機大学 未来科学部, 2014-2022）

「数値計算法」（東京都市大学 工学部, 2014-2017）




受賞歴



風工学シンポジウム薫風賞, 2021

日本建築学会奨励賞, 2018

日本風工学会研究奨励賞, 2012

風工学シンポジウム論文賞, 2011




学会活動



日本建築学会

日本風工学会

空気調和・衛生工学会

日本流体力学会

International Association for Urban Climate

ASHRAE




その他の活動



川崎市環境影響評価審議会・委員，2018.12 - 現在




連絡先など




菊本英紀　KIKUMOTO, HIDEKI


kkmt(at)iis.u-tokyo.ac.jp

東京大学生産技術研究所　人間・社会系部門　大岡研究室・菊本研究室

〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 Cw404　（IIS Access Map / Google Map）



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