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1.一般的注意事項 インフルエンザの予防接種について、通知やパンフレットをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。気にかかることや、分からないことがあれば、予防接種を受ける前に担当の医師や看護師に質問しましょう。十分に納得できない場合には、接種を受けないでください。 予診票は接種をする医師にとって、予防接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるご本人が責任をもって記入し、正しい情報を医師に伝えてください。 2.予防接種を受けることができない人 (1) 明らかに発熱のある人 一般的に、体温が37.5℃以上の場合を指します。 (2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人 急性の病気で薬を飲む必要のあるような人は、その後の病気の変化が分からなくなる可能性もあるので、その日は見合わせるのが原則です。 (3) インフルエンザ予防接種に含まれる成分によって、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな人 「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出る、吐き気、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、血圧が下がっていく激しい全身反応です。 (4) その他、医師が不適当な状態と判断した場合 上の(1)~(3)に入らなくても医師が接種不適当と判断した時は接種できません。 3.予防接種を受けるに際し、担当医師とよく相談しなくてはならない人 (1) 心臓病、じん臓病、肝臓病や血液、その他慢性の病気で治療を受けている人 (2) 前にインフルエンザの予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発疹(ほっしん)、じんましんなどアレルギーを思わす異常がみられた人 (3) 今までにけいれんを起こしたことがある人 (4) 今までに中耳炎や肺炎などによくかかり、免疫状態を検査して異常を指摘されたことのある人 (5) 今までにぜん息と診断されたことがある人 (6) インフルエンザ予防接種の成分又は鶏卵、鶏肉、その他の鶏由来のものに対して、アレルギーがあるといわれたことがある人 4.予防接種を受けた後の一般的注意事項 (1) 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。 (2) インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意しましょう。 (3) 入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。 (4) 接種当日はいつも通りの生活をしてもかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。 5.副反応が起こった場合 予防接種の後まれに副反応が起こることがあります。また、予防接種と同時に、ほかの病気がたまたま重なって現れることがあります。 予防接種を受けた後、接種した部位が痛みや熱をもってひどくはれたり、全身のじんましん、繰り返す嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、医師(医療機関)の診療を受けてください。 (参考)医薬品副作用被害救済制度について 独立行政法人医薬品医療機器総合機構では、病院・診療所で投薬された医薬品、薬局などで購入した医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による入院が必要な程度の疾病や障害などの健康被害について救済給付が行われています。 参考までにホームページをご覧ください。 ( http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html )